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法人化(法人成り)して赤字になる原因は2つ!粗利が少ないか固定費が多いか

    
ディズニーシーの木
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法人化(法人成り)して赤字になる原因は2つ!粗利が少ないか固定費が多いか

法人化(法人成り)して赤字になる原因は2つです。原因はたった2つですが改善には時間がかかります。

原因は粗利が少ないか固定費が多いか、です。簡単に改善はできません!

どの会社も利益を出そうと頑張っています。
それなのに利益を出せない、赤字になってしまうのはなぜでしょうか?

会社が赤字になる原因は2つです。

まずはその2つをしっかりと把握しましょう!

 

 

会社の赤字の原因は2つだけ

 

すべての会社が利益を出そうとしているのに、赤字になってしまう会社があります、頑張っているのになぜ儲からないのか、と思っている社長も多いでしょう。

 

つきつめて考えていくと、赤字になる原因は2つです。

それは

  • 粗利が少ない 
  • 固定費が多い

この2つのどちらかです。

 

逆にいえば、黒字にするためには「粗利を増やす」 か 「固定費を減らす」しか方法がないわけです。

 

・粗利が少ない理由は、売上が少ない もしくは 変動費が多い

 

・固定費が多い理由は、人件費が多い もしくは その他の固定費が多い

 

この2つを改善すれば利益がでるようになります。

(実際には難しいものですが)

 

 

赤字の原因を解決できる特効薬はない

 

会社が儲からない理由は「粗利が少ない」「固定費が多い」のどちらかです。

どこに原因があるのかは会社によって違います。

 

原因がどこにあるのかを調べるためには、数字をみながら行うしかありません。

売上が少ないのはなぜか、変動費が多い理由は、人件費がなぜ多いのか、など。

試算表をみながら検討していくことになります。

 

よく、「面倒だから、どこをどうすればいいのか教えてくれ」と言われることがありますが、会社によって原因は違いますから一概には言えないのです。

 

何より一発で問題が解消するような特効薬はありません。

面倒で手間がかかりますが地道にやっていくしかありません。

 

例えば人件費が多いとわかったとします。

原因がわかったとしても簡単に人件費は減らせませんよね。
明日から5人辞めて下さい、といったとしてもその5人がやっていた仕事は誰がやるのか?

 

業務改善・効率化してより少ない人数でやっていく、といっても効率化なんてすぐにはできません。

すぐにできるくらいならすでにやっているでしょう。

 

自分の会社の数字を把握しよう!

 

社長と打合せをしていると、自分の会社の数字がわかっていないことが多いです。

どの社長も売上の数字は把握しているのですが、粗利や固定費まで把握している社長は少ないです。

 

大切なのは、

  • 粗利と固定費の把握 
  • 固定費の見直しに特例は作らない

ということです。

 

まずは粗利と固定費の把握から

 

まずは自分の会社の粗利を把握しましょう。

赤字になる原因は「粗利が少ない」か「固定費が多い」のどちらかです。

まずは粗利、固定費がどれくらいなのかを確認しましょう。

 

どの社長も売上を伸ばすことは常に考えているでしょうから新たに売上を上げましょう、なんて言われなくてもわかっていますよね。

なので、売上ではなく粗利を伸ばすことを考えましょう。

よくテレビなどで「年商〇億円」とかいってますが、こういうのを聞くたびに粗利はどうなんだ?と思ってしまいます。

 

売上が何億円もあったって赤字ではダメでしょう。

 

固定費の見直しはすべての項目で

 

固定費を削減すれば利益は増えます。売上を上げるよりも簡単です。


固定費を見直すときにはすべて見直します。

 

例外を作ってはいけません。

 

細かいことかもしれませんが、新聞代とか雑誌代とか通信費や光熱費までやります。


電気代なんかは契約形態を変えると大幅に安くなる場合もあります。


大きいのは家賃です。家賃も必ず交渉すべきです。

 

固定費の見直しで気を付けることは、「コレはこれ以上減らせないな」と思って手をつけないことです。

特例を作ってはだめです。

 

固定費の見直しは大変ですが、一度やってしまえば次からは増えたものだけ気を付ければよくなります。

もうやれることはやった、と言うまでにもう一度見直せるものは無いか考えてみましょう。

 

黒字なら安泰ではないけれど

 

黒字なら安全なのかというとそうでもありません。

黒字倒産という言葉があるように黒字であっても会社が潰れてしまうこともあるのです。

自社の業績をしっかり把握しておかないと、たとえ黒字化できたとしても倒産してしまうこともありえます。

 

まとめ

 

会社が赤字になる原因は簡単に把握できますが、その原因を改善するのは非常に大変です。

 

劇的に改善できる特効薬はないので地道にやっていくしかありません。

 

まずは自社の数字を把握するところからやってみましょう!

いきなり試算表を理解しようとしても難しいので、まずは興味を持つことから始めてみましょう。

税理士に自社の試算表で気になるところがないか聞いてみるのもいいです。わからないもの、理解できないものはとことん確認すべきです。顧問税理士ならしっかりと教えてくれるはずです。

(教えてくれないなら変えたほうがいいかも)

 

赤字体質の改善には時間がかかります。

日々の試算表をちゃんと作成し、どこに原因があるのかを把握しないといけません。

そのためにも顧問税理士がいない方は依頼するようにしましょう!

 

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税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】

税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】

個人事業主の税務調査に特化しています。14年間税理士業界を経験して独立開業。従業員を雇わず税理士である自分自身がすべて担当しています。難しい専門用語を使わないことを心がけています。子育てに力を入れているイクメン税理士。

この記事を書いている人 - WRITER -

個人事業主の税務調査の対応に力を入れている税理士です。税務調査の相談・立ち会いをしています。11歳と8歳の2児の父で子育てに力を入れています。(両方とも男の子) ⇒ 詳しいプロフィールはこちら ⇒ 税務調査の本を2冊出版しています。 ※記事の内容は執筆時点の情報にもとづいています。

税理士 内田敦

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