法人化(法人成り)して車を買えばなんでも経費にできるのか?

      2016/10/08

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税理士として仕事をしていてよく聞かれる質問の中に、
「車を買えば経費になりますか?」というものがあります。
事業で使うものであれば経費になります。

ただ、「車」は金額も大きくなりますので税務署も目を光らせていますよ!

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会社名義なら経費にできる?

ある程度会社の利益が出てきますと、考えるのが節税です。
誰もが無駄な税金を払いたくないですから、税金を減らそうと考えるのは当然です。
そこで考えるのが、「車を買う」ということ。

車って金額が大きいですからね。経費にできればかなりのインパクトになるわけです。
しかも社長って車好きな人が多いですから。
(私も車は好きです!)

で、利益が出てきたら会社で車を買おうと考えるわけです。
会社で買うというのは会社名義にするということ。
会社名義で車を買えば当然ながらその車は会社のモノになるわけです。

会社のモノだから経費になるよね? と思っているのです。

事業に使うのであれば経費にできる

ただ会社名義にしただけでは経費にすることはできません。
「事業で使う」という要件があります!
ただ社長が欲しいからという理由だけで買ったのでは経費にできません。

タクシー会社が新たなタクシーを買ったとか、
運送会社がトラックを買ったとかなら問題なく経費にできます。
事業に使うことが明らかですからね!

では、社長が個人的に使う車を会社で買ったらどうでしょう?
「事業に使わない」からダメですよね。

買った車で取引先に行くのなら事業に使っているとも言えます。

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(個人的な旅行に行くのはダメ!)

ベンツやフェラーリでもいいの?

事業で使えばいいのならベンツでもいいのか?
それならフェラーリやポルシェは?

本当に事業に使うのであればOKです。
ただ、本当に必要なのかどうかということはつっこまれますよ!
合理的に納得できる理由が必要です。

取引先に行くときに本当にフェラーリで行きますか?
本当に行っていたとしても、必要があるのか?ということも問題になります。

税務署側からすれば、【個人的なものだ】としたいわけです。
個人的なものであれば会社の経費になりませんからね、会社の税金が増えます。

フェラーリを経費にしていたケース

以前、ある会社でフェラーリを買って経費にしていたことがあります。
税務署が来たときに、案の定つっこまれました。
本当に必要なんですか?って言われたんですね。。

結果として、そのときは経費として認められました。
その会社はコンサルタント会社だったのですが、
社長が「コンサルをやっている自分が古く安い車に乗っていたらお客様はどう思うか?」と答えたのです。いい車に乗っているからこそお客様が信頼してくれる、と言ったのです。

これを聞いたら「確かに!」と思いますよね。

このような納得できる理由、が必要となります。

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何台買ってもいいのか?

事業で使っていると証明できれば何台でもいいのか?と聞かれることもあります。

本当に事業で使うのであれば何台でもいいです。
くどいですが、「事業に使うのであれば」です。

税務調査では必ずと言っていいほど、車などの資産をチェックされます。
社長が個人的に使っているのではないか、本当にあるのか、などを調べられます。

以前、すごい車好きな社長が外車を何台も会社で保有していました。税務調査があったときに全ての車の車検証をチェックされて大変な思いをしたことがあります。結局、このときは全て事業で使っていると認めてもらうことができたので問題にはなりませんでした。。

車は一度に全額は経費にならない!

事業で使うのであれば経費になる、と書きましたが全額が一度に経費になるわけではありませんので注意が必要です。300万円の車を買っても一度に300万円が経費になるわけではありません。

減価償却といって少しずつ経費にしていくのです。

何年で経費にするかは税法によって決められています。
新車の場合は6年(軽自動車は4年)と決まっています。

なので、300万円の車を買うと1年で経費にできるのは、単純計算して50万円となりますね。(定額法)

実は減価償却というのはちょっと複雑で、定額法と定率法という2つの方法があります。
計算方法を書くとそれだけで1記事書けるくらいなのでここでは省きます。

車を買っても一度に全部を経費にすることはできない、と覚えておいてください!

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節税のためなら中古車が良い!

車を買うときに悩むのが新車か中古車かということ。
税金のことだけを考えるのであれば、中古車の方が圧倒的に有利です。

先ほど書きましたように車は6年(軽自動車は4年)で経費にすると決められています。
これは新車の場合です。
中古車の場合はもっと短くなるのです。

※説明をわかりやすくするため細かいところは省いています。

仮に3年経っている中古車だったら3年(6年ー3年経過)で経費にできるのです。
300万円の中古車だったら1年で100万円(300万円÷3年)が経費にできます。
新車だと6年なので50万円です。(300万円÷6年)。

単純に税金のことだけを考えたら中古の方が早く経費にできるのです。

まとめ

ある程度利益が出てくると節税を考えるようになります。
そうすると金額が大きな車を買う、ということになるわけですね。

車を買うこと自体は悪いことではありません。
社長が好きな車を買うのも自由です。

ただし、経費になるのは「事業で使っている」という要件が必要です!

経費についてはこちらの記事も読んでください。
経費になるかどうかの判断基準は1つ。その支払が売上に貢献するか?

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税理士 内田敦 【小規模企業・イクメンの味方】

税理士 内田敦 【小規模企業・イクメンの味方】

子育てに力を入れているイクメン税理士。埼玉県生まれ千葉県育ち。13年間税理士業界を経験して独立開業。従業員を雇わず税理士である自分自身がすべて担当する方針を貫いている。難しい専門用語を使わないことを心がけています。

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