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法人化(法人成り)したら経理事務は最優先する!やらないデメリットは大きい

    
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法人化(法人成り)したら経理事務は最優先する!やらないデメリットは大きい

法人化(法人成り)したら経理は非常に大切です。
一番の役割は決算書を作ることですが、それだけではありません。
経理処理をおそろかにすることは大きなデメリットですよ!

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経理事務の役割は重要

そもそも経理というのはなんでしょうか?
経理というのは経営管理の略と言われますが、それくらい重要な役割があります。

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何しろ決算書を作るという最大の目標がありますので、会社のすべての情報が集まってきます。

大企業だと小口現金担当、仮払い担当、売掛金担当といったように部分的な仕事だけしかできないことが多いですが、中小企業の場合はこれらをすべて一人で行うこととなります。お金に関することは当然ですが、いろいろな部署とのやりとりも発生するので人に関しても重要な役割を担うことになります。

経理を担当している社員は社内のお金と人という重要なポイントを押さえる役割があるのです。

経理は社内で一番早く最新の試算表を見れる

経営判断をするにあたって試算表は非常に重要なものです。
そもそも試算表がないと経営判断ができません。
その重要な試算表ですが、社内で一番最初に最新のものを見ることができるのは経理です。

経理が試算表を作っているので当然といえば当然ですね。

逆にいえば経理の方が作らないと試算表はいつまでたってもできません。
試算表ができないと正しい経営判断もできないし、
新たな借入をするのも難しいし、決算対策や節税などもできません。

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それだけ経理の仕事は大切なのです。

Macと文房具

経理の仕事

経理事務というのは何をするのでしょうか?
最大の目的は決算書を作るということですよね。
年に1回の決算は義務付けられているので必ずやらないといけません。
法人の場合は任意の月、個人は12月で締めて確定申告をします。

その他の仕事として、

  • 現金の管理
  • 請求書の発行
  • 売掛金の確認(入金確認)
  • 買掛金の支払い
  • 経費精算
  • 書類関係の整理
  • 給料の振込み

などなど。
ちょっと考えただけでたくさんあります。
給与計算をしたり社会保険手続をするケースもあります。

どれも遅れたり間違えたりしたら大変な仕事ばかりです。
毎月同じような仕事をしているのですが、大切なものばかりです。

経理処理をおろそかにするデメリット

経理は日々やった方がいいのは間違いありませんが、なかなかできないのが現実。
中には決算の申告期限間際になってギリギリ終わる、というようなケースもあります。

日々の決算をおろそかにすると

  • 効果のある節税ができない
  • 借入ができない
  • 経営判断ができない

このようなデメリットがあります。

効果のある節税ができない

節税は税金を減らすためにやるものですが、経理がしっかりできていないと効果のある節税はできません。

このままだと100万円くらい納税が発生しそうだからこれくらいの節税をしよう、というようなことができません。

どれくらいの納税になりそうなのかわからないと、どれくらい節税すればいいかわかりませんよね?すごい利益が出そうだと思って思い切った節税をやったら逆に赤字になったり、赤字だと思っていてあまり節税を考えずにいたら思いがけず利益がたくさん出ていたり、、、。

決算の期限間際になって「どうしよう」と焦っても遅いのです。

信金中央金庫

借入ができない

新たに借り入れをしようとした場合には、試算表を求められます。
先月までの試算表を見せてください、と言われるのですが全く経理をやっていなかったら試算表を出すことができません。慌てて作ろうと思ってもそんなすぐにできるものではありませんよ。

税務署に出すものと違って間違えなくキッチリと作る必要はありませんが、あまりにも杜撰だったりすると借入もできません。
期の途中で提出した試算表と最終的な試算表があまりにも違いすぎるのも問題です。印象が悪いどころではなく今後の借入ができなくなる可能性もあります。

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経営判断ができない

これが一番重要。
上にも書きましたが、今現在でどれくらい利益が出ているのか、赤字なのかがわからないと何も判断できません。かなり利益が出ているなら思い切ったことができますが、赤字だったら慎重にならないといけない。このようなことも判断できません。

経理事務はしっかりとやる

経理って直接お金を生むわけではないので後回しにされがちです。
営業などであれば契約を取ってきたりして業績に貢献することもできますが、経理は目に見える成果を出すことは難しい。そのため重要視されないケースが多いのです。

ですが、会社をきっちりと回すためには経理をきっちりとやっておかなければいけません。
どんぶり勘定のままではいつかダメになってしまいます。
社長の頭の中で把握するのもいつか限界がきます。

社長の頭の中で把握できていてうまく回っている時からしっかりとやっておかないと、いざ把握できなくなった時にはどうしようもないくらい破綻してしまいます!

法人化(法人成り)したらまずは経理をしっかりやるという意識を持ちましょう!

経理事務は決まった日にやる

一番いいのは毎日毎日きっちりやることですが、それはなかなか難しいです。
毎日やらなくてもせめて決まった日にやるようにしましょう!
例えば毎月5日に前月分をやる、とか。

日にちを決めてその日にきっちりやれば遅れるようなことはありません。

「経理の日」を決めてその日にやるようにしましょう。

手帳のカレンダー

自分でできないなら税理士にお願いする

もし、自分でできないのなら税理士にお願いしましょう。
ここはお金をかけるべきです。
下手にケチってしまうと上に書いたようなデメリットもありますので
それを考えたら多少の出費は仕方のないところです。

経理が遅れるデメリットの方がはるかに大きいですよ!

【税務相談】税理士に相談するときは何をどうすればいいの?

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まとめ

小規模な会社であるほど経理事務が後回しになりがちです。
しかし、後回しにしていいものではありません。
本来であれば最優先にしてやるべきものなのです。

経理事務が遅れ気味な方は是非意識をかえましょう!

次はこちら!
利益がでない会社の5つの特徴と黒字会社に変えるために必要なこと

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税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】

税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】

個人事業主の税務調査に特化しています。14年間税理士業界を経験して独立開業。従業員を雇わず税理士である自分自身がすべて担当しています。難しい専門用語を使わないことを心がけています。

この記事を書いている人 - WRITER -

個人事業主の税務調査の対応に力を入れている税理士です。税務調査の相談・立ち会いをしています。11歳と8歳の2児の父で子育てに力を入れています。(両方とも男の子) ⇒ 詳しいプロフィールはこちら ⇒ 税務調査の本を2冊出版しています。 ※記事の内容は執筆時点の情報にもとづいています。

税理士 内田敦

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