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      2021/07/12

法人や個人事業主の消費税の納税を滞納しないためにやるべきこと

 
日時計

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個人事業主の税務調査の対応に力を入れている税理士です。税務調査の相談・立ち会いをしています。10歳と7歳の2児の父で子育てに力を入れているイクメン税理士です。(両方とも男の子)
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※記事の内容は執筆時点の情報にもとづいています。

税理士 内田敦

消費税の納税は大変です。本来、消費税は預かっているお金なので納税ができるはず、ということなのです。

実際はお金に色がついているわけではないので、普段の資金繰りに使ってしまいますよね。

法人も個人事業主も消費税の納税は大変ですよ!

 

消費税は納税時に困らない様に普段の備えが大切です。

 

税金の滞納で一番多いのが消費税です。

今後税率があがり、さらに納税が大変になりますから納税対策が必要です。

 

 

法人も個人事業主も消費税の納税は大変!

 

消費税を納税しているのは誰でしょうか?

 

負担しているのは、消費者ですが、実際に納税しているのは、事業者です。

どういうことかというと、例えば、みなさんがコンビニで飲み物を買うとします。

100円だと消費税8%で合計108円を支払います。
コンビニでは、100円が売上で8円は預かっている状態なのです。
コンビニは、この預かった8円を税務署に納税するのです。

8円を負担しているのは消費者ですが納税しているのはコンビニです。

 

でも、大抵は預かっているという認識はないのですべてが運転資金になってしまったりするのです。

預かっているお金なので消費税は赤字でも発生する可能性があります。

赤字ということはお金が無くなっているわけですから、その分預かっている消費税も使ってしまうのです。

結果として、納税の際にお金がない、という事態になります。

 

納税に困らないためにやっておくべき3つのこと

 

では、納税に困らないようにするためにはどうすればよいのでしょうか。

基本的には法人も個人事業主も同じです。

方法としては、

  • 積み立てをする

  • 分割して支払う

  • 資金繰り

の3つです。

 

積立をする

 

「納税資金の積立をお願いします!」 という国税庁のチラシがあるくらいです。

毎月少しずつ積み立てておけば納税のときに慌てることもありません。


毎月毎月、大体の金額でいいので納税用の資金を貯めておきます。

税抜経理をしているなら、仮受消費税と仮払消費税の差額分を貯めておきましょう!

 

仮受とか仮払とかよくわからない場合は、粗利の8パーセントを貯めてみましょう。

売上が100万円、仕入が60万円なら粗利は40万円。

粗利40万円の8%で32,000円。おおまかに3万円くらい貯めておけばいいです。

実際の納税額はもっと厳密に計算するのですが、粗利の8%くらいを貯めておけば納税時に困ることはなくなるでしょう。

 

年2回に分割して支払う

 

消費税は原則として年に1回だけまとめて納税します。

年1回なので金額が大きくなり支払うのが大変になります。

最近、「任意の中間申告制度」ができました。

 

これは税務署に届出をすることで、年1回ではなく半年に1度支払をすることができるようになる制度です。

年2回に分割して支払うことになりますので、1回の支払額は少なくなります。

 

注意点は、1回の納税でいいのに2回で分けるので途中でお金が出ていく点です。

 

資金繰りに消費税の支払いも予定しておく

 

経理をしっかりやるようにして、毎月毎月納税額がどれくらいになるのかを把握することが必要です。

その上で資金繰りの予定を立てるようにしましょう。

 

資金繰りを立てる際のポイントは、

  • 試算表は税抜経理で作成

  • 簡易課税なら概算で入れる

 

資金繰りを立てる際には試算表が必要ですが、その試算表は税抜きで作りましょう。

税抜経理だと消費税の概算納税額が把握しやすいのです。

税抜・税込は会計ソフトで簡単に変更できます。

自分で記帳しているなら「税抜経理」にしましょう。

 

消費税には簡易課税制度というものがあります。

簡易課税だと税抜経理はあまり関係ありません。

簡易課税は売上だけで消費税の計算をするので、サービス業の場合は税込売上が108万円の場合の納税額は4万円となります。

 

108万円の税抜きは100万円。
100万円の消費税8%は8万円。
8万円の50%で4万円。(サービス業は50%、業種により違います)

なので4万円の納税が発生します。

 

毎月このような計算をして大体の納税額を資金繰りに入れておきます。

 

消費税の節税は大変!

 

消費税の節税を考える方もいると思いますが、簡単ではありません。

仮に納税を50万円減らしたいとすると、625万円も経費を使わなければなりません。

625万円×8%で50万円となるからです。

 

消費税の節税は現実的にはムリだと考えておいた方がいいです。

 

5%から8%になって価格転嫁できず自腹をきっている場合もあります。

今は何とか納税資金を捻出できていても10%になったら払えないケースが増えるでしょう。

 

消費税の節税は非常に困難。納税できずに困っているケースが多いです。

そうならないためにもしっかりと納税対策をしておきましょう。

 

法人化(法人成り)したり個人事業を開業した際は最初の2年間は消費税の納税義務がありません。

「消費税の納税がない」というのが非常に大きなメリットだとわかりますよね!

 

まとめ

 

消費税の納税って本当に大変です。

何と言っても節税が難しいですからね。

100万円の経費を使っても消費税は8%の8万円しか減りません。

 

納税を前提にしっかりと準備しておくことが大切です。

 

法人も個人事業主も同じです。

一番良いのは毎月の売上の8%を積み立てておくことです。

これなら間違いありません。

ただ、これを実際にやるのはものすごく大変です。

 

頑張って粗利の8%くらいは納税資金として準備しておきましょう!

 

どうしても納税が厳しい場合でもほったらかしはダメです。
ちゃんと税務署に相談しましょう。

個別相談になりますが、分割支払なども可能ですよ。

 

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税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】

個人事業主の税務調査に特化しています。14年間税理士業界を経験して独立開業。従業員を雇わず税理士である自分自身がすべて担当しています。難しい専門用語を使わないことを心がけています。子育てに力を入れているイクメン税理士。
 

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