フリーランスの税務調査。交際費の飲食代は「誰と」「何のために」を書いておくことが重要
最近の税務調査では交際費をチェックされるケースが多くなっています。
特に飲食代は気をつけなければいけません。
「誰と」「何のために」をしっかりと書いておくようにしましょう。
交際費はチェックされる
フリーランスの税務調査でチェックされる項目はある程度決まっています。
売上金額は当然ですが、経費については外注費・交際費などは必ずチェックされます。
金額が大きい項目もチェックされることが多いです。
交際費は必ずチェックされると考えておきましょう。
よほど少額であれば別ですが通常は調べられます。
特に飲食代は注意しなければいけません。
昨年の税務調査ではすべての案件で飲食代について細かく指摘を受けました。
たまたまなのかもしれませんが「飲食代を細かく指摘する」ような指導がされているのかもしれません。
飲食代は「誰と」「何のために」を書く
以前から飲食代については注意が必要でしたが、今まで以上に気を付けておいた方がよいです。
飲食代については領収書やレシートがあれば「いつ」「どこで」はわかります。
レシートでわからないのは「誰と」「何のために」です。
「誰と」「何のために」は必ず記録を残しておくようにしましょう。
メモ書きでも大丈夫です。
レシートや領収書の裏に書いておくと手間がかかりません。
「A社の○○さんと」「○○の案件の打ち合わせ」などと書いておきましょう。
後でまとめて書こうとすると忘れてしまいますから、その都度書いておいた方がいいです。
「誰と」「何のために」がわからないと否認(ダメ)
実際に税務調査で「誰と」「何のために」がわからないので認めないと言われたこともあります。
領収書やレシートが保存されていて帳簿も作成していたのにダメと言ってきました。
このときは手帳やスケジュール帳などから「誰と」食事していたのかを確認することができたので後から提示することで経費として認められました。
スマホでスケジュール管理していたので過去のデータも残っていて確認することができたのです。
誰と食事をしていたのかがわかればどの案件のどんな話をしたのか等「何のために」も把握できるでしょう。
もし「誰と」「何のために」がわからなければ経費として認められなかったかもしれません。
今からでも書く
もし「誰と」「何のために」を書いていないのであれば今からでも書くようにしましょう。
帳簿に書いてもいいですし、レシートの裏に書いてもいいです。
とにかくわかればいいのです。
税務調査では3年分、5年分、場合によっては7年分を調べられることとなります。
税務調査が行われてから慌てて書くのは大変です。
今のうちにしっかりと準備しておきましょう。
私も税務調査のご相談をお受けしております。
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