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法人化(法人成り)したら無借金経営は危険!借入はメリットもある

    
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法人化(法人成り)したら無借金経営は危険!借入はメリットもある

 

法人化(法人成り)したら無借金経営を貫くことは危険です。借入は悪い事ばかりではありません。

 

先日、社長から「絶対に借金はしたくない」という話を聞きました。

借金は悪というイメージがあるんですね。

本当にそうでしょうか?

無借金経営が本当にいいとはいいきれません。

 

借金は悪い事ばかりではないです。

借りられるときに借りておき、信用を作るということも大切です。

借金=悪 と考えているなら少し意識を変えてみてください。

 

 

無借金経営は危険

 

無借金経営が理想。

 

これはよく聞きます。

社長と話していると、借入はしたくないという方が多いです。

借金するくらいなら事業をやめるとまでいう方もいます。

 

しかし、無借金経営というのはいいことばかりではなくリスクもあります。

 

借金なんてしたくないと考えがちですが、経営においては借金しないことが逆に危険にもなり得るのです。

 

無借金でも危険だということを理解しておきましょう。

 

無借金経営のリスク

 

無借金経営のリスクとしては本当に借りたいときに借りられない可能性がある ということです。

 

大きな設備投資が必要になった、大きな案件で先に仕入代金を支払う必要がある、など借入をしたいと思ったときに借りることができない可能性があります。

 

機会損失というリスクがあるということです。

 

借りたいときに借りられない理由としては

  • 銀行は横ならびが好き 
  • すでに借入している方が借りやすい 
  • 急に借入を申し込んだら怪しまれる

これらがあります。

 

銀行は横並びが好き

 

銀行って横並びが好きなんですよね。

 

10年以上税理士業界にいて様々な会社を見てきましたが、簡単に借入が出来る会社もあればそうでない会社もありました。

会社の損益などの状況も変わらないのに、です。

 

比較的簡単に借入が出来る会社の特徴として借入が多い、常に借入をしているということがあります。

 

すでに他の銀行から借入をしていると新たに借入をしやすいような傾向があります。

逆に新規だと難しかったり手続きに時間がかかったりするのです。

 

すでに借入がある会社の方が借りやすい

 

銀行としては、「他の銀行が貸しているから大丈夫だろう」と判断するんですね。

他の銀行が貸すときにいろいろと審査しているでしょうから。

 

逆にまったく借入の無い会社だとリスクが高いと判断する。

 

もちろん、もの凄く利益がでていて現金もたくさんあれば

新規であってもすぐに貸してくれる可能性が高いです。

貸倒のリスクは低いですからね。

 

無借金の会社が急に借入を申し込んできたら

 

今まで無借金だった会社が急に借入を申し込んできたらどう思いますか?

しかも、なるべく早く貸してほしいと。

 

誰だって怪しいと思いますよね。

 

何かあったのかな?潰れそうなのでは? 貸すのはちょっとやめておこうか。

 

銀行も貸倒は嫌なのでこのように考えるんです。
(昔ですが実際に銀行の人に聞いたことがあります)

 

借入の3つのメリット

 

借入(借金)は悪いことではありません。

むしろメリットもあります。

  1. 時間を買える 
  2. 銀行との関係を作る 
  3. 手元資金を増やせる 

特に時間を買うという感覚は大切です。

 

1.時間を買える

 

借入をする一番のメリットはこれ!

 

時間を買う、です。

 

例えば、設備投資で1,000万円が必要だとします。

借入をしない場合は全額を自己資金で支払いが必要です。

自己資金は利益からしか貯まりませんので時間がかかります。

 

この自己資金は税金を支払った後の金額しか貯まりません。

 

100万円利益がでても100万円お金が貯まるわけではありません。

税金30万円(税率30%として)を支払った後の70万円しか貯まらないのです。

1,000万円貯めるのは大変ですよね。

 

借入をすればすぐに1,000万円を用意することができます。

これが時間を買う、ということです。

利息はかかりますが時間を買うためには仕方のないことです。

 

自己資金を貯めている間にビジネスチャンスを逃してしまうよりいいですよね。

 

2.銀行との関係を作る

 

よく言われる実績というやつです。

 

上述したように銀行は急に「貸してくれ」と言っても貸してくれません。

別に借りなくても、というときに借りておいて確実に返済しておけば実績となります。

当たり前の話ですが、見知らぬ人にお金は貸さないですよね。

 

一度借入をしておけば銀行の担当者ともやり取りすることになります。

ちょくちょく話をしておけばいざというときに助けになってくれるはずです。

 

借りれるときに借りておく、これも一つの方法です。

 

3.手元資金を増やせる

 

借入をすれば当然お金が増えます。

 

お金が手元にたくさんある、というのは非常に心強い。

急に売上がなくなってもお金があればなんとかなりますから。

 

赤字でも会社は潰れません。お金がなくなったときに潰れるのです。

 

なによりお金が大切です!

 

まとめ

 

借金は悪、借入はダメ、と思っているなら意識を変えましょう。

借金は悪い事ばかりではありません。

メリットもあるのです。

 

単純に悪いと思うだけでなくうまく活用することが大切です。

 

銀行は「最高の経営コンサル」とも言われます。無料でいろいろ教えてくれますからね。

試算表のこの数字を上げてください などなど。

 

中小企業にとって借入は非常に重要です。

 

上手く付き合いましょう!

借入をするためには試算表の作成が必要です。

 

ただ作るだけでなく銀行からの見た目がいいものを作る必要があります。

 

そのためには日々の経理が大切ですし、銀行が嫌がる取引をしないことです。(役員への貸付金など)

 

銀行借入をしたいなら税理士からアドバイスを受けておいた方がいいです。

借入をすべきかどうか、いくらくらい借りればいいのかなどはスポットの相談ではわかりませんので顧問契約がおススメです!

 

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税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】

税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】

個人事業主の税務調査に特化しています。14年間税理士業界を経験して独立開業。従業員を雇わず税理士である自分自身がすべて担当しています。難しい専門用語を使わないことを心がけています。

この記事を書いている人 - WRITER -

個人事業主の税務調査の対応に力を入れている税理士です。税務調査の相談・立ち会いをしています。11歳と8歳の2児の父で子育てに力を入れています。(両方とも男の子) ⇒ 詳しいプロフィールはこちら ⇒ 税務調査の本を2冊出版しています。 ※記事の内容は執筆時点の情報にもとづいています。

税理士 内田敦

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