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      2021/08/13

法人化(法人成り)してからの節税のための保険加入は慎重に!

 
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個人事業主の税務調査の対応に力を入れている税理士です。税務調査の相談・立ち会いをしています。10歳と7歳の2児の父で子育てに力を入れているイクメン税理士です。(両方とも男の子)
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※記事の内容は執筆時点の情報にもとづいています。

税理士 内田敦

 

法人化(法人成り)してから節税のために保険に加入するケースがあります。節税にはなりますがお金はでていきます。

保険は毎年支払うものです。今年だけでなく来年以降もずっと支払できますか?

 

保険の加入は慎重に検討しないといけません。

 

代理店も保険もちゃんと自分のためになるものを選びましょう!
その保険が本当に必要なのかもよく考えましょう。

節税になるからといって安易に加入するのは危険。

 

 

保険代理店から紹介してくれと頼まれるけど

 

先日、保険代理店の方と会いました。

いろいろと保険のことについて聞いていたりしたのですが、話をしていてちょっと「ん?」と感じたことがあります。

 

 

どうも自分たちの利益を上げることを一番に考えているような感じなのです。

もちろん商売ですから利益を上げることは大切なのですが、あまりにも露骨というか「いくらの契約をとったら手数料はこれくらいで」みたいな話ばかりで嫌になってしまいました。

 

扱っている商品が保険ですからね、本当に必要な保険を勧めているのか疑問です。

保険の加入を考えている人がいたら紹介してほしい、とのことでしたが不安です。

 

税理士のお客様は当然ながら事業をやっている個人や法人が多いので、保険会社も紹介がほしくて寄ってくるのですが、自分たちの利益のことばかり考えている保険会社や代理店がすごく多いです。

 

以前勤めていた税理士事務所で保険に力をいれているところがありました。

金額が大きな保険に加入してもらえると、税理士事務所にも手数料として何十万円、ときには何百万円というお金が入ってきます。非常に大きいですよね。

 

金額が大きいので保険加入に力を入れたいのはわかるのですが、利益第一で考えているケースが非常に多い。

 

このようなところに大切なお客さんを紹介することはできません。

 

私は保険代理店にはなっていませんので、保険加入は受けておりません。

節税として勧める場合もありますが、加入する保険会社はお客様に任せています。

 

保険は節税に有効だけど

 

税理士は経営者と会う機会が多ので保険会社が寄ってきます。

節税のために保険に加入する、ということがよくあるからです。

 

法人ですから加入する金額は個人よりも大きくなりますからね。

本当にものすごく利益がでている会社なんかでは一社で何件も保険加入したりしますから、保険会社も個人相手にしているより法人相手の方がいいのでしょう。

 

保険が節税に有効というのは間違いありません。

節税に関して本とかネットで検索しても必ず保険というものがでてきます。

 

保険は大きな契約をすればかなりの節税になります。
最近は厳しくなって支払った金額全部を経費にできるものは少なくなりました。

半分だけ、というものが増えてきましたね。

 

半分でも1,000万円なら500万円です、かなり大きいです。
しかも保険は決算の直前でも大丈夫なのです。

 

3月決算の会社なら3月末までに支払を済ませれば経費にできるのです。

利益がでてるから、ということで今から保険を検討しても間に合います。

現実的には健康診断が必要なケースもあるので、「すぐに」は難しい場合もあります。

 

その保険は本当に必要か?

 

保険は節税のためには有効なのですが、本当に必要なのかよく検討しましょう。

仮に1,000万円利益、税率30%として

 

  • そのまま何もしなければ、税金は300万円、手元に700万円残ります。

  • 節税のために1,000万円を保険料として支払ったら、利益は0になるので税金も0になりますが、お金も0になってしまいます。

 

保険に加入すれば確かに節税にはなります。でも、保険料を支払うわけですからお金がなくなってしまいます。

保険はお金がなくなる節税、なのです。

税金も減るけどお金も減ってしまうのです。

 

しかも、保険料の支払いは今年だけではありません。

来年もその次もずっと支払続けていくのです。

来年も同じように利益がでますか?ずっと同じ保険料を支払うことができるでしょうか?

 

さらに、加入者のことを本気で考えて必要なものを勧めてくれる代理店ならいいのですが上記のように自分たちの利益を第一に考えている代理店だと不必要に高額な保険を勧めてくるかもしれません。

 

保険は出口が大切

 

よく言われることですが、保険は「出口」が大切です。

保険料を支払ったときは経費となりますが、保険金が戻ってきたときは収入となってしまいます。

 

保険料の支払いをしたときは税金が減るのですが、保険金が戻ってきたときは税金が増えてしまうのです。

 

保険金が戻ってくるとき=出口 のときに収入が増えるわけです。
そのときにまた節税を考えないといけなくなります。

 

今だけのことを考えて安易に保険加入するのは危険なのです。

 

保険は信用できる人から加入する

 

保険というのは本来の役割としてリスクに備えるというものがあります。

必要がないのに入る必要はありません。

 

何億円も持っている人が医療保険に入る必要はありませんよね。

家族がいない人が死亡保険に入る必要はありません。

 

それでも、保険が節税のために有効であることは間違いありません。

 

税理士であってもその人にとって一番いい保険は何なのかはわかりません。

たくさんの保険会社があり、たくさんの保険の種類があるなかで最適なものを提案することは税理士にはできません。

 

結局は保険代理店などの専門家に頼ることになります。

無駄な保険には入らない、という意識を持ちつつ信頼できる専門家を探すしかありません。

私も何人か保険会社の知り合いがいますが信頼できるのは数人です。

 

保険は信頼できる人を探してその人から加入するようにしましょう。

 

まとめ

 

  • 保険はリスクに備えるもの。不必要なものには入らない

  • 保険加入時には信頼できる保険代理店を選ぶ

  • 保険はお金がでていく節税(税金も減るがお金も減る)

  • 保険料を支払うときは税金が減るが、保険金が戻ってきたときは税金が増える

これらをちゃんと理解しておきましょう。

税金が減ってもお金が減ったら意味がないですからね。

 

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税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】

個人事業主の税務調査に特化しています。14年間税理士業界を経験して独立開業。従業員を雇わず税理士である自分自身がすべて担当しています。難しい専門用語を使わないことを心がけています。子育てに力を入れているイクメン税理士。
 

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