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税務署が突然家に来たときの対処法と理由。いきなり税務調査が始まるのは避ける!

    
東村山税務署の画像
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税務署が突然家に来たときの対処法と理由。いきなり税務調査が始まるのは避け...

税務調査は事前に通知が来てから来るものですが、中には事務所や家に突然来ることもありえます。突然家に来られたらビックリしますが、慌てず冷静に対処すれば大丈夫です。

突然、税務署が家に来たときにどのように対処したらいいか知っておきましょう!

 

 

突然、税務署は家に来る!

 

一般的な税務調査は事前に連絡があります。

事前通知という制度があり、事前に税務調査に行く旨を説明しなければいけないことになっているのです。

税理士がいれば税理士宛てに連絡が来ますが、いない場合は直接本人に連絡がきます。電話だけでなく手紙のような形で来ることもあります。

通常は事前に連絡が来るので準備ができます。

ところが!

 

突然税務署が家に来ることもありえます。
事前の連絡なしで来て税務調査します、と言ってくるのです。

税務署は突然家に来ることもあるのです!

 

このページに知りたい情報がない場合は下記も確認してみてください。
・税務調査についてまとめたページ

 

突然税務署が来たときの対処法

 

実際に突然税務署が家に来てしまったらどうすればいいでしょうか?

次のことを意識しておきましょう。

  • 中に入れない

  • 本当に税務署の人間かどうか確認する

  • 何の要件で来たのか

  • 今日は無理と伝える

  • 税理士に連絡する

 

中に入れない!

 

来客があったら普通は中に通しますが、税務署の場合は別です。

中には入れずに自分が外に出て外で話をするようにしましょう!近所の目もあるかもしれませんが、中に入れてしまうとなんだかんだでそのまま調査を開始されてしまう可能性もあります。

 

絶対に中には入れないようにしましょう。

 

本当に税務署の職員かどうか

 

税務署の職員は身分証明書を持っています。

「税務署です」と言ってきたら本当に税務署の職員かどうか身分証明書を提示してもらいましょう!できればこのときに名刺ももらっておくといいです。

 

私自身が実際に経験したことですが、実家に電話があり「税務調査に行きたい」と連絡があったのです。当日は私も待っていたのですが、、、、結局来ませんでした。おそらくニセ税務署だったのでしょう。

 

「税務署です」と言われると従わなければいけないと思ってしまうようで、現金や通帳を渡してしまう被害も実際に出ています。税務署に行くと「ニセ税務署職員に注意」みたいなポスターも貼ってあります。

 

税務署が家に突然来たら本当に税務署の職員なのかどうかを確認しましょう!名刺をもらっておけば後で税務署に電話してみれば本物かどうかわかります。

 

国税庁のHPにも税務職員を装った者による被害が出ているので注意するように書かれています。

 

用件を確認する

 

税務署が家に来るということは「税務調査」であることがほとんどなのですが、ちゃんと用件を確認するようにしましょう!

税務調査の場合はいつから開始するのかも聞きます。「今日少しでも時間があれば」みたいなことを言ってくる可能性もあります。

 

今日は無理だと言って断る

 

今日少しでもいいので調査させてください、と言ってくることもありますのでそのときはちゃんと断るようにしましょう!

突然来られていきなり税務調査を受けるなんて通常は無理です!

 

帳簿などを自宅に保存していればいいですがそうでないケースもありますからね。無理なものは無理ですからキッチリと断りましょう!

 

税務調査は受ける義務はありますが、いつ受けるかは調整できるのです。

 

税務調査したいと言われたら「わかりました。調査は受けますが今日は無理です」と伝えましょう。

 

税理士に連絡する

 

税理士がいる場合はすぐに連絡しましょう。

「今日は無理」と伝えて税務署がすぐに帰ればいいですが、なかなか帰らない場合は「税理士に連絡するから待ってくれ」と伝えましょう。

 

税理士も突然ですと対応できない場合もありますから、そのときは電話で税務署と話してもらうようします。

 

参考→ 税理士に立ち会いを依頼する理由

 

税務署が突然来る理由は?

 

税務署が突然家に来るには理由があります。

それは、

  • 脱税などの証拠を掴んでいて隠蔽させないため

  • 飲食店など現金を扱っている場合

この2つのケースは突然来ることもあります。

 

脱税の証拠がある

 

税務署は色々な方法で所得を把握しています。

脱税をしていると思われる場合には連絡なしに税務調査に来ることもあります。事前に連絡したら隠蔽されてしまうこともありますから当然です。

 

現金商売など

 

飲食店などで日々お金を扱っている現金商売なども突然税務署が来ることがあります。

日々のお金の管理がどうなっているのかを確認したいのです。毎日の売上金をどうやって管理しているのか、営業中の現金はどうなっているのかを見たいのです。

 

事前に連絡してしまうと実態がわからなくなってしまうような場合にはいきなり来ることもあります。

 

まとめ

普段からいきなり税務署が来ても大丈夫なように準備しておければいいですが、なかなかそうもいきません。もし、突然税務署が来てしまったときのためにどうすればいいのかを知っておきましょう!

 

慌てず冷静になり相手のペースにならないようにすることが大切です。

 

いきなり税務調査を開始されないようにすることが何より大事!

 

税務調査は受ける義務はありますが、いつ受けるかは調整できるのです。いきなり家に来たからといってその場で調査を受けないといけないわけではありません。

 

お困りの際はご相談ください。

※サービス案内
税務調査のご相談はこちら→ 税務調査サービス

 

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税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】

税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】

個人事業主の税務調査に特化しています。14年間税理士業界を経験して独立開業。従業員を雇わず税理士である自分自身がすべて担当しています。難しい専門用語を使わないことを心がけています。子育てに力を入れているイクメン税理士。

この記事を書いている人 - WRITER -

個人事業主の税務調査の対応に力を入れている税理士です。税務調査の相談・立ち会いをしています。11歳と8歳の2児の父で子育てに力を入れています。(両方とも男の子) ⇒ 詳しいプロフィールはこちら ⇒ 税務調査の本を2冊出版しています。 ※記事の内容は執筆時点の情報にもとづいています。

税理士 内田敦

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