無申告や修正申告のご相談をお受けしております!税務署から連絡が来る前に申告をしておきましょう

      2017/03/29

個人事業主の税務調査立ち会いで聞かれたことや調べられたこと

 
税務署入口の看板

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先日、税務調査の立ち会いをしました。
個人事業主の税務調査でどのようなことを聞かれたのか、どのようなことをされたのかを書いてみます。

個人事業主の方が税務調査を受ける際の参考になれば幸いです。

税務調査の立ち会い・対策を行っています。
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個人事業主も税務調査はある

勘違いされている方も多いのですが、個人事業主でも税務調査があります。
法人だけでなく個人でも税務調査はありますよ。

今月は現時点(8月3日)で5件の税務調査の立ち会いのご依頼をいただいていますが、全て個人事業主の方です。

個人事業主でも税務調査はありますので、申告を適当にやっていると後で大変なことになります。

個人事業の税務調査立ち会い

実際に個人事業主の方の税務調査について立ち会いをしましたのでどのようなことを聞かれたのかを書いてみます。白色申告の方です。

税務調査では調査官がコピー機を持ってくることもあるのですが、今回は持っていませんでした。数枚をデジカメで撮っていきましたがほとんど手書きで書き写していきました。

法人の税務調査についてはこちらを参考に。
→ 税務調査の流れと実際に聞かれたこと

以下聞かれたことです。

事業内容について

まずは事業内容について。

  • どのような仕事か
  • 仕事を行う地域はどのあたりか
  • 売上先はどこか
  • 売上の締めと入金日
  • 請求書は発行するのか
  • 売上を現金でもらうことはあるのか
  • 請求書の保存方法

などなど。
仕事の内容について色々と聞かれました。この辺りは状況を把握するためのものでそれほど神経質になる必要はありません。
余計なことは言う必要はありませんが、事業内容ははっきりと話をするようにしましょう。

確定申告書の作成方法について

納税者の方は確定申告書は奥様と一緒にご自身で作成されていました。
その確定申告書の作成方法について細かく聞かれました。

  • 確定申告書は誰が作成しているのか
  • 売上の金額はどうやって計算したのか
  • パソコンは誰が操作するのか
  • ご主人と奥様の役割分担は?
  • 確定申告書を作成したときのメモなどの保管は?
  • 確定申告書の控えはどうされているか?
  • パソコン付近の書類の保管状況を確認させて欲しい
  • 消費税の申告がどれくらいから必要になるか知っていますか?

そんなこと聞いてどうするの?っていうくらい細かいことを聞いていました。。
特にこだわっていたのが、書類の保管状況について。
確定申告書の控えがどのように保管されているのか、パソコン周りの書類関係はどうなっているのかを本当にしつこく細かく聞いてきました。

消費税の件も聞かれました。
「消費税はどのようなときに納税が必要かご存知ですか?」と。
この質問の意図は、故意に消費税を免れようとしていないかどうかをみるためです。

消費税は売上が1,000万円を超えると納税が必要となりますが、それを知っていながら納税をしていないのか、そもそも知らなかったのか、を税務署は知りたいのです。
知ってて納税していないとなれば悪質だと判断されかねません。

帳簿書類について

肝心の帳簿書類についても保管状況にやけにこだわっていました。。

  • 売上金額は入金額だけを集計したのですか?
  • 家計費などの領収書はありませんか?
  • 請求書は手書き?パソコンで作成?
  • 郵送しているのか?
  • 領収書綴りはあるか?
  • 社版のようなものはあるか?
  • 領収書は誰が整理しているのか?
  • 請求書の保管状況を確認したい

特におかしな質問はなかったのですが、、、「請求書の保管状況を確認したい」とやけにこだわっていました。今回はご自宅でしたのでプライベートもあるのでやめてほしいと強く拒否してやめてもらいました。。

他の部屋を見たいと言ってきて、結構しつこくて何度もやりとりしてやっと諦めた感じです。
事務所であれば見せる必要がありますがご自宅でしたので必要ない旨を伝えてやっと納得しました。。

あと、なぜか税理士である私に「先生にちょっと見ていただいて家計費(プライベート)の領収書がないか確認してもらえますか?」といってきました。

事前に目を通しているのでないことはわかっていたのですが、サッと見てあとは調査官に確認してもらうようにお願いしました。早く調査を終わらせるためになるべく協力はしますが、この辺りは税務署の仕事です。

車も確認される

その他に確認されたのはです。
車を仕事で使っているので経費にしている部分があったのですが、実際の車が見たいといってきました。近くに停めてあったので実際に車を確認。ダッシュボードの中まで見ていました。

おそらく、現金でもらった売上や領収書などがないかを確認していたのでしょう。

特に問題となるものはなく何もありませんでした。

車のなかに現金や領収書などが散乱している方はちゃんと整理しておきましょう!

税務調査では宿題がでる

税務調査はその日で終わることは稀です。
通常は「宿題」が出されます。

  • この領収書・請求書を用意してください
  • この取引の内容を確認して教えてください
  • お金の入金、出金を教えてください

などなど。
その場で調べきれないもの・わからないものなどを調べて、後日税務署に連絡することになります。
税務調査に来た後も色々とやりとりすることがあるのです。

参考→ 税理士に立ち会いを依頼すべき理由

今回もいくつか宿題が出されました。

税務調査はその日だけで終わることはあまりありません。

はっきりと断ることも大切

調査官にもよりますが、、何でもかんでも見ようとする場合があります。
今回はご自宅のリビングで調査を受けていたのですが、他の部屋が見たいとかパソコンの周りが見たいとか言ってきました。

事務所なら見せてもいいでしょうが、自宅を色々見られるのは嫌ですよね。。

税務署の調査官も仕事でやっているので仕方ない部分はあるのですが、、それでも嫌なものははっきりと断りましょう!

寝室とか見られるのは誰だって嫌ですからはっきりと「嫌です」と言いましょう。嫌な理由を聞かれたりしますが「事業に関係ないから見せる必要はない」と強く言うべきです。

あまりにヒドイ場合は税務署に苦情を言うのもありです。

整理整頓はしておく

今回はやたらと資料の保管状況などを確認されました。
資料が散らばっているからといって何かいわれることはないのですが、悪い印象を持たれるよりは綺麗にしておいたほうがいいです。

税務調査が来る前に見られたくないものはしまっておきましょう。
事業用の書類を保管してあるところに関係ないものは置かないように。
車を見ることもありますので車の中に仕事の書類などは置きっ放しにしない。

税務調査が来る前にはこの辺りを確認しておきましょう。

個人事業主の税務調査で必ず問題となる点

個人事業主の税務調査で問題となるところはだいたい同じです。

  • 外注費
  • 交際費
  • 家事案分

このあたりです。
当然、業種によって違いますが大まかにはこの3つです。

外注費は相手先を明確に

外注費は必ず確認されます。
領収書や請求書があって相手先の連絡先などが確認できれば問題ありません。
問題となるのは、現金などで支払っていて領収書が無いケース。

この場合はまず間違いなく否認(経費と認めないこと)されます。

領収書が無いとダメなのですが、せめて支払日・金額・相手の連絡先を書いておきましょう。

交際費の領収書は見られる

交際費だけは領収書を確認されます。
消耗品なども金額が大きいものはチェックされますが、全部を見ることはほとんどありません。
交際費だけは全部の領収書をチェックされることが多いです。

きちんと保管しておくことが必要です。

本来は領収書の裏などに「誰と飲食したのか」を記載する必要があります。
ここまで書いておけば問題となることは少ないです。

家事案分は根拠を説明できるように

これも間違いなく問題となりますね。
自宅で仕事をしているから家賃や光熱費の一部を経費にしたケース。
本当に自宅で仕事をしているなら経費になりますので問題にはなりません。

問題となるのは何割を経費にするか、です。

ケースバイケースなので何割じゃないとダメとは言えませんし正解もありません。

3割や5割でもちゃんと説明できれば経費として認められます。
大切なのはなぜ3割を経費にしたのかを明確に説明できるようにしておくことです。

部屋が3つあって1部屋を仕事部屋にしているから3分の1を経費にした、など。

何割を経費にしたのかの家事案分は必ず問題となるので明確に説明できるようにしておきましょう!

まとめ

今回は納税者の方が事前にちゃんと資料を用意していただいたこともあり問題となることはありませんでした。
税務調査で聞かれることはケースバイケースですが事前準備をしておくことで早く終わらせることができます。

今回は1日だけで時間が限られていたこともあり細かいところまではつっこまれませんでした。

さらに、事前に修正申告をしていたことも大きいです。
税務調査の前に誤りがわかったのなら事前に修正申告をすることで余計な罰金を減らせますし、調査を早く終わらせる方向にもなります。

参考→ 余計な罰金を払わないためにやるべきこと

内田
事前対策をしておけば早く終わらせることも可能です!

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税理士 内田敦 【個人事業主・小規模企業を応援】

税理士 内田敦 【個人事業主・小規模企業を応援】

子育てに力を入れているイクメン税理士。個人事業主と小規模企業を応援しています。13年間税理士業界を経験して独立開業。従業員を雇わず税理士である自分自身がすべて担当する方針を貫いている。難しい専門用語を使わないことを心がけています。
 

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