会社員でも税務調査は来る!副業や株取引などはちゃんと確定申告しないとダメ
会社員は年末調整で税金の精算が終わりますので原則として確定申告をする必要はありません。
ただ副業をやっていたりすると確定申告が必要となります。 会社員であっても税務調査はきますよ!
(この記事について簡単にお話しました)
会社員でも確定申告が必要な場合
会社員は年末調整をしますので、基本的に確定申告は不要です。 ですが、会社員でも確定申告が必要なケースもあります。
例えば、
- 住宅を購入した(1年目)
- 医療費控除がある
- 年末調整で控除を忘れたものがある
- 2カ所から給料をもらっている
- 副業がある
- 株取引がある
- 不動産収入がある
などなど。
簡単にいうと、還付を受ける場合と給料以外に収入がある場合です! 2ヶ所から給料をもらっている場合も確定申告が必要です。
還付の場合は義務ではない
住宅ローン控除を受ける場合や医療費控除、年末調整で控除を忘れた場合は確定申告をすれば還付されます。
このような還付を受ける場合の確定申告は義務ではありません!
確定申告をしなくても税務署からは何も言われません。 ただ単純に還付されないだけです。
確定申告しないからといって税務署から何か言われることはありませんが非常にもったいないので絶対に確定申告はした方がいいですよ!
確定申告しないと税務調査が来る!
還付の場合は確定申告をしなくても税務署は何も言いません。 ですが、確定申告をする必要があるのに申告しないと税務調査が来ます!
ヤフオクやGoogleアドセンス、アフィリエイトなどの収入があったら確定申告は必要です。
仮に趣味でやっていて利益を求めていなかったとしても確定申告が必要です!
赤字だったら申告しなくてもいいのですが、本当に赤字かどうかを証明する必要がありますので帳簿などはつけておく必要があります。
帳簿などが何もないと本当に赤字なのかどうかわかりません。 ちなみにネットからの収入は税務署も目を光らせています。
情報技術専門官というネット収入専門の税務調査官もいるくらいです。
参考→ ヤフオク・アフィリエイトなどネット収入専門の調査官もいる
無申告は絶対にダメ!
「面倒だしバレないだろう」と思うのは危険です! 税務調査が来るのは数年後です。
税務調査によって税金の納税が発生した場合は、数年分の税金を一括で支払う必要があります。
しかも、罰金まで発生してしまいますのでとんでもない金額になる可能性も!
無申告はデメリットしかありません。 必ず申告するようにしましょう!
参考→ 無申告のデメリットは大きい! ]
税務署は所得を把握している
税務署は色々な手段で収入を把握しています。
株取引やFXなどは確実に把握していますので確定申告しないと絶対に連絡が来ます。 事業の収入なども把握しています。
今バレていないのはたまたまです。
参考→ 税務署が所得を把握する手段
もし無申告のまま来てしまっているのならすぐにでも確定申告をした方がいいです。
期限後であっても確定申告はできますので、税務署から連絡が来る前に申告をしましょう! 無申告であっても税務調査はきますよ!
まとめ
確定申告は非常に手間がかかって大変ですが、ほったらかしにしておくと後々でもっと大変なことになります。
会社員で年末調整をしていても他に収入があれば確定申告は必要です。 必ず確定申告するようにしましょう!
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