税務調査の不安を減らすためにやるべきこと。相談する・可能な限り準備する・割り切る
税務調査の連絡が来ると誰でも不安になるものです。
できることはやっておきましょう。
税務調査は誰もが不安になる
税務調査は突然来ます。
いきなり家に来ることは稀ですが、連絡は突然来ます。
知らない番号から電話があって出てみると税務署だった、なんてことも。
電話ではなく書面で届く場合もあります。
税務署から連絡が来るのは税務調査の連絡だけではありません。
参考→ 税務署からのお尋ね・連絡は怖くない。きっちり対応しよう
ちょっとした申告書の記載間違いだったり、還付するための銀行口座の確認、連絡先の確認、などなど。
ただ、やはり一番多いのは税務調査の連絡です。
そして税務調査の連絡が来ると誰もが不安になります。
税務調査の不安を減らすためにやるべきこと
調査の連絡があったらやるべきことは、
- 税理士への相談
- 可能な限り準備
- 割り切ること
の3つです。
税理士に相談
税務調査の連絡があったら税理士に相談しましょう。
確定申告書の作成を税理士に依頼しているならその税理士に相談する。
税理士に依頼していないならスポットでもいいので相談してみましょう。
税理士に相談することで、
- 何を準備すればいいのか
- 税務調査はどんなものなのか
- 自分でも気づいていない問題点の把握
を教えてもらえます。
税務調査とは何なのか、何を用意すればいいのか、どんな問題点があるのかを事前に把握できれば不安を減らすことができます。
可能な限りの準備をする
税理士に何が必要かを聞いたら可能な限り準備するようにしましょう。
不安になることの一つに領収書がないなど資料がないことがあります。
まず必要と思われる資料を可能な限り揃えれば不安は少なくなります。
- 通帳を紛失しているようなら銀行で取引明細を再発行してもらう。
- 領収書、レシート、請求書がないなら可能な限り再発行をお願いする。
- 出面帳やスケジュール帳から外注費がどれくらいあったか、人工を数えてみる。
- 過去の領収書がないなら直近で1ヶ月前の領収書を集計して1ヶ月でどんな経費がどれくらいあったか集計してみる。
参考→ 領収書やレシートなど何も資料がない場合の税務調査対策
何にも資料が残っていなくてもできることはあります。
可能な限りで準備をしておくことで不安を減らせます。
割り切るしかない
精神的な話になりますが、最後は割り切るしかありません。
何をやっても、たとえ間違いがなく資料も完璧に揃っていても不安は無くなりません。
やるべきことをやったらあとは待つしかありません。
税務調査では逮捕されたり訴えられるようなことはほとんどありません。
参考→ 税務調査で逮捕されることはない。過度に恐れる必要はない
100%絶対にないとは言い切れません。
ただ、本当によっぽどでないと逮捕や訴えられることはないです。
仕事を続けられなくなるようなこともありません。
正しい納税が目的
税務調査に来る目的は、正しい納税をしてもらうことです。
税務署は正しい納税をしてもらうこと、今後は正しい申告をしてもらうことを目的にしています。
参考→ 税務調査では何をどこまで調べられるのか?目的は適正な課税をすること
過去に誤った申告をしていたのであれば、本来納付すべきだった税金を支払うことになるだけです。
上述したように逮捕されるようなことはまずありません。
(加算税はかかります。)
もちろん、過去の申告を正しいものに修正して今後は正しく申告をすることが大切です。
どうしても不安な方は正しい申告に修正するだけだと割り切るようにしましょう。
まとめ
税務調査はなんども体験するようなものではありません。
誰もが不安になります。
不安を減らすためにできることはやりましょう!
こちらの記事もおススメです!
税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】
最新記事 by 税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】 (全て見る)
- 【個人の税務調査の実例】提出のときに何も言われないから適当に確定申告していた - 2024年8月21日
- 【個人の税務調査の実例】現金売上の一部をレジに通していなかった - 2024年4月20日
- 個人事業者の税務調査でレジを通していない売上げは把握される? - 2024年4月3日